コラム COLUMN
カルシウムが足りない!健康で丈夫な歯をつくる食品とは?
こんにちは。
西新井・大師前駅・伊興で歯医者をお探しの皆さん、「岡谷歯科医院」です。
「歯を強くするには、カルシウムを摂ることが大切」と、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
カルシウムとお口の中の関係について正しい知識を持つことで、むし歯や歯周病予防に役立ちます。
そこで今回は、カルシウム不足が歯に与える影響や、健康で丈夫な歯をつくる食品について紹介します。
皆さん、カルシウムをしっかり食事に取り入れていますか?
実は、日本に住んでいる人は、カルシウムが不足しがちです。
厚生労働省令和元年度の「国民健康・栄養調査」によると、国民のカルシウム摂取量の平均は、男性517mg、女性494mgです。
しかし厚生労働省が発表する推奨量は、男性12~49歳では738~991mg、女性12~49歳では660mg~812mgですから、明らかに摂取量が少ないのが見てわかります。
また、カルシウムは吸収率の悪い栄養素のため、こまめに摂取するよう気を付けなければいけません。
カルシウム不足によって直接、歯がもろくなることはありませんが、慢性的なカルシウム不足は「むし歯」や「歯周病」のリスクを高める可能性があります。
食事をすると、むし歯菌が食べ物に含まれる糖から酸を生産し、歯を溶かします。そして、歯の表面からリンやカルシウムがどんどん失われます。
ただし通常は、唾液の働きによって、食後から約40分で酸は中和され、溶け出したリンやカルシウムは元の構造に修復しますので安心してください。
問題は、カルシウムが不足している場合です。溶け出した歯の修復がスムーズに進まなくなって、むし歯のリスクを高めてしまいます。
むし歯・歯周病予防のためにも、以下のカルシウムを豊富に含んだ食材を食事に取り入れることを意識してみましょう。
・乳製品(牛乳、チーズ、卵)
・魚介類(ししゃも、煮干し)
・海藻類(わかめ、ひじき)など
また、カルシウムの吸収率を高めるビタミンDを含む「鮭」や、「干しシイタケ」を、一緒に摂るといいですね。
干しシイタケは、食べる直前に天日干しすると、ビタミンDの含有量が増えるのでおすすめです。
カルシウム以外にも、栄養バランスの取れた食事を心がけることは、健康で丈夫な歯をつくるためには重要です。
例えば、エナメル質を強化するためにビタミンAを含む「かぼちゃ」「人参」、象牙質をつくるのに必要なビタミンCがたっぷりの「小松菜」「ピーマン」なども、バランス良よく摂ることが大切です。
岡谷歯科医院では予防に力を入れており、将来の歯の健康を見据えたより良い治療計画をご提案しています。
お口の中で不安なことや、気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
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