コラム COLUMN
親知らずは抜いたほうがいいの?
こんにちは。
西新井・大師前駅・伊興で歯医者をお探しの皆さん、「岡谷歯科医院」です。
「親知らずは抜いた方がいいの?」という質問をいただくことが多いのですが、その答えは「必ずしも抜く必要はない」です。
ただし、抜歯した方が良いケースは多いといえます。
今回は 「抜いた方がいい親知らず」 と 「抜かなくてもいい親知らず」 についてお話します。
ご自身やお子さんの親知らずがどちらのケースに該当するのか、しっかりと見極めて正しく対処したいですね。
親知らずの正式名称は、第三大臼歯です。他の歯と違って、この歯にだけ「親知らず」という呼び名がついてますよね。
永久歯の一番奥に生える歯は、一般的に10代後半に生えてきます。
親の手を離れ、物事の分別がつく年齢になったころに生えてくることから「親知らず」と呼ばれるようになりました。
個人差があり、生えてこない人もいます。
まっすぐ正常に生えていれば、抜く必要はありません。
他の歯と同様にきちんと歯磨きをして、むし歯や歯周病を予防しましょう。
一番奥に生えるため、生えるスペースが不足していると斜めに生えることがあります。
手前にある歯を圧迫している場合には、抜歯になる可能性が高くなります。
中には横向きになっていて、歯ぐきに 埋まったまま生えてこない ケースもありますが、レントゲンで発見できます。
埋まったままになっている親知らずは、歯ぐきの中で、隣の歯や歯の根を刺激し、時には 周りの骨を溶かしてしまう ことがあります。
このような親知らずは、抜いた方がよいでしょう。
親知らずは歯ブラシの毛先が届きにくく、汚れが溜まりやすい場所でもあるため、むし歯や歯周病のリスクが高い歯です。
歯列の奥のデコボコした細かいところまで、ブラシの毛先が届くように意識して磨きましょう。
半分埋まったままの親知らずの場合、腫れて痛みが出てから存在に気付くこともあります。
ひどく腫れてしまうとすぐに抜歯ができず、抗生物質や痛み止めを服用することになります。このような状態になると、しばらく痛みを我慢をしなければなりません。
奥歯に違和感があって、「あれ?なんだかいつもと違う痛みがある」と思ったら早めの受診をおすすめします。
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