コラム COLUMN
口臭がひどい!歯周病のサインかもしれません
こんにちは。
西新井・大師前駅・伊興で歯医者をお探しの皆さん、「岡谷歯科医院」です。
食事をしたり、体調の変化やホルモンバランスなどで、お口のニオイが気になることがありますね。
もし、それが一時的なものでなく、ひどい口臭が長く続くようなら、それは病気のサインかもしれません。
口臭で最も多い原因は、歯ぐきに炎症が起きる「歯周病」といわれています。
歯科医院に行くと、ひどい口臭に関するお悩みについても早期解決につながるかもしれません。
口臭は、朝起きた時やホルモンバランスの変化によって、誰しも強くなる瞬間があります。
また、ニラやニンニクといった香りの強い食事を摂った後、一時的に強くなる口臭もあります。
それらとは違い、玉ねぎが腐ったような鼻にツンとくるニオイがする、歯磨きをしてもニオイが消えない……そんな口臭であれば、もしかすると歯周病のサインかもしれません。
歯周病は、歯と歯ぐきの間の「歯周ポケット」で増殖した細菌が、歯肉に炎症を起こす病気ですが、歯周病の一歩手前である「歯垢」が溜まった状態でも、強いニオイを発することがあります。
歯垢をきちんと除去しなければ、「歯石」という歯の表面に頑固にこびり付く汚れになってしまいます。
歯石化すると歯磨きで落とすのが難しくなり、細菌を繁殖させる温床となって歯周病が悪化していきます。
口臭は、「歯周病の危険」を知らせるために身体が発する大切なサインの可能性がありますので、要注意です。「口臭がひどい」と思ったら、早めの対策が必要です。
2016年の歯科疾患実態調査(厚生労働省)では、5歳以上の方の42%以上から4mm以上の歯周ポケットが見つかっています。
それは、冷たい水がしみることがある軽度の歯肉炎で、口臭が気になり始める状態です。
わかりやすく言うと、35歳以上の3人に2人が歯周病予備軍ということになります。
けれども、冷たい水などがしみる感覚は人それぞれで、なかなか自分が歯周病を発症していることに気づかない方もいます。
また、「これくらいなら大したことはない」と軽視したり、「歯周病って高齢者がかかる病気でしょ?」と考えて積極的に治療しない方もいます。
歯周病は1999年の調査開始以来、どんどん若年化しています。重症になると、命にかかわる全身疾患の発症や、妊娠中なら胎児に影響がでる恐れがある病気です。
軽く見ないで早めに歯科を受診することをおすすめします。
気になる口臭も、きちんとケアを行えば軽減できますよ。
岡谷歯科医院では、専門家がお口の状態に合った歯ブラシの提案や、歯磨き指導を行っています。
やわらかい毛先の歯ブラシで歯と歯ぐきの境目を優しくマッサージすれば、歯ぐきが引き締まり、歯周ポケットが深くなる前に歯周病の進行を止めることも可能です。
歯周病かも?と思ったら、お早めにご相談ください。